高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺をアピールするイベント「ふるこはんフェス」が29日、同寺で開かれた。僧侶が来場者をもてなすカフェやミニ法話などを行い、多彩な催しでにぎわった。
地元で「ふるこはん」の愛称で親しまれている同寺を地域住民らにより身近に感じてもらおうと、市歴史文化推進協議会(会長・米谷和也市教育長)が昨年に続き企画した。
浄土真宗本願寺派高岡教区の40歳以下の僧侶でつくる寺族青年会による坊主カフェ&バー「LOTUS」が人気を集めた。キノコや車麩(くるまふ)を使ったハヤシライスなど精進料理を中心とした食事や抹茶を用意。ビールなど酒類も提供した。同会のメンバーやOBによるミニ法話では、来場者はお茶や食事を楽しみながら、ユーモアたっぷりの話に耳を傾けた。
境内には飲食や雑貨など25店舗が並んだ。