氷を砕く作業を体験する児童=小松市稚松小

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南極の氷にドキドキ 小松・稚松小に自衛隊が贈呈

北國新聞(2019年10月1日)

 自衛隊石川地方協力本部は30日、小松市稚松小に南極で採取した氷を贈った。実験工作クラブの児童16人が数万年前の空気が閉じ込められた氷の感触を確かめ、南極に思いをはせた。
 氷は海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が昭和基地周辺の氷山から採取し、4月に日本に持ち帰った。同本部の赤間享小松地域事務所長が現地で取り組む研究を説明し、南極の氷が全て溶けた場合、海面が約70メートル高くなることなどを紹介した。
 児童は重さ約4キロの氷の塊を金づちで割った後、水が入ったビーカーに移し、「プチプチ」と空気がはじける音を聴いた。髙橋いちるさん(5年)は「はるか昔の氷に触れるなんてドキドキした」と話した。

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