能登畠山氏の家紋をあしらった七尾城跡の御城印=七尾市の七尾城史資料館

能登畠山氏の家紋をあしらった七尾城跡の御城印=七尾市の七尾城史資料館

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七尾城跡探訪記念に御城印を 市文化事業団が作成 人気の高まり受け

北國新聞(2019年10月2日)

 七尾市の七尾城址(じょうし)文化事業団は1日までに、国史跡「七尾城跡(じょうせき)」の「御城印(ごじょういん)」を作成した。御城印は神社や寺の御朱印のように、城を訪れた思い出として発行する記念品で近年、城巡りの愛好者で人気が高まっており、七尾城址の来訪者からも問い合わせが増えたため対応した。同事業団では国内最大級を誇る山城のアピールに活用したいとしている。
 七尾城跡の御城印には「国指定史跡 七尾城跡」の墨字の背景に、能登畠山氏の家紋「丸に二引き」が朱色であしらわれており、訪れた日付を書き込むようになっている。縦14センチ、幅10センチで御朱印帳に貼り付けることができる大きさで、七尾城史資料館で1枚300円で購入できる。
 全国の城を紹介している情報サイト「城びと」の担当者によると、御城印集めが愛好者の中でブームとなっており、これまでに全国で140以上の御城印が作られているという。石川県内では「七尾が初めてではないか」としている。
 七尾城址文化事業団が運営する七尾城史資料館でも4月下旬からの大型連休中に御城印がないかとの問い合わせが増え始めた。このため御城印を作成、9月16日から販売したところ、2週間近くで東北から九州までの来館者があり、若い女性を中心に約80人が買い求めた。
 同館職員の清水義則さんは「御城印のブームを実感している。これをきっかけに、多くの人に七尾城の歴史に興味を持ってもらい、実際に訪ねてきてほしい」と話した。

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