13基の曳山(ひきやま)が港町を巡行する「新湊曳山まつり」は1日、射水市新湊地域中心部で行われた。若衆の威勢の良い掛け声とともに昼は花笠(はながさ)飾りの「花山」、夜はちょうちんをつり下げた「ちょうちん山」が進んだ。
午前9時から、放生津八幡宮(同市八幡町・新湊)のみこしを先頭に高さ8~9メートル、重さ約6トンの曳山が練り回され、笛や太鼓の曳山囃子(はやし)と「イヤサー、イヤサー」という掛け声が響いた。夜は湊橋周辺に大勢の住民や観光客が集まり、3基ずつ渡る様子に見入った。
同宮の秋季例大祭の「曳山行事」として毎年行われており、360年を超える歴史があると伝わる。2日は、仏教で世界の中心にあるとされる「須弥山(しゅみせん)」を模した祭壇を同宮境内に造って神様を祭る「築山(つきやま)行事」がある。