廃材などを生かした作品が田んぼをにぎやかに彩る里山アート展=阿賀町

廃材などを生かした作品が田んぼをにぎやかに彩る里山アート展=阿賀町

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農機具、廃材でアート 里山にぎやかに彩る 新潟・阿賀

新潟日報(2019年10月3日)

 福島県境近くの新潟県阿賀町豊実で、自然豊かな山村を舞台にした「第16回 里山アート展」が開かれている。農機具や廃材などを使ったカラフルなアート作品が、稲刈りを終えたばかりの田んぼを、にぎやかに彩っている。

 阿賀町在住の彫刻家佐藤賢太郎さん(71)が理事長を務めるNPO法人「コスモ夢舞台」が、毎年この時季に開催。9月28日には開幕式典が開かれ、小雨が降るあいにくの天気だったが、津川民謡保存会のメンバーらが踊りや歌を披露。観客からは大きな拍手がわき、アート展開幕と実りの秋を祝った。

 6千平方メートルほどある会場の田んぼには、赤や青に塗った除草機のほか、パイプや板などを使い人間を型どったユニークな作品約30点を展示。雄大な自然をバックに、観客らはじっくりと鑑賞していた。

 埼玉県の女性(68)は「毎年楽しみに来ている。去年と違った作品も見ることができて楽しい」と目を輝かせた。栃木県で工房を営む女性(79)は「色使いがすごい作品がたくさんある。ぜひこれからもアート展を続けてほしい」と話した。

 展示は10月19日まで。

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