新潟県阿賀町三川地区の細越観光栗園が、クリ拾いのシーズン本番を迎えている。市内外からの来園客が、たわわに実った秋の味覚を楽しんでいる。
同町細越の斎藤孝一さん(71)が30年ほど前に開園し、管理している。敷地面積は約5ヘクタール。今年の出来は夏場の猛暑で粒が小ぶりなものの、甘みが強く、収量は平年並みだという。園内では現在、中生の品種を中心に実を付けている。
9月28日には長靴姿の常連客がイガを踏んで開き、手慣れた手つきで中のクリを取り出していた。素手で開こうとして、「痛い」と叫び声を上げる人も。新潟市東区から訪れた女性(75)は「栗ご飯にしたり、ゆでて食べたりしたい」と笑顔だった。入園無料で、採れたクリは1キロ600円で販売。開園時間は午前9時~午後4時、10月6日まで。0254(99)3530。
町内には、上川地区の九島観光栗園も開園中。問い合わせは九島栗生産組合、0254(95)3056。