高岡版「梅花の宴」で万葉歌を朗唱する高橋市長(中央)=高岡市民体育館

高岡版「梅花の宴」で万葉歌を朗唱する高橋市長(中央)=高岡市民体育館

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3昼夜「万葉集」歌い継ぐ 高岡万葉まつり

北日本新聞(2019年10月5日)

 高岡市の秋の風物詩「高岡万葉まつり」が4日開幕し、新元号「令和」の典拠となった万葉集全4516首を3昼夜かけて歌い上げる「第30回万葉集全20巻朗唱の会」が高岡古城公園内の東洋通信スポーツセンター(市民体育館)で始まった。6日まで県内外の約2300人がリレー形式で歌い継ぐ。

 高岡は奈良時代の万葉歌人、大伴家持が越中国守として赴任した万葉集ゆかりの地。まつりは万葉集に親しんでもらおうと高岡市などでつくる実行委員会が毎年開いている。4日は悪天候のため、特設水上舞台から同センターに会場を移して朗唱の会を開会した。

 オープニングでは「令和」を記念した企画、高岡版「梅花の宴」が行われた。高橋正樹市長や、「梅花の宴」の舞台となった福岡県太宰府市の楠田大蔵市長、石井隆一知事ら万葉故地の首長ら22人が万葉衣装に身を包んで登場。高橋市長が「初春の令月にして気淑(よ)く風和ぎ」の一節を含む「梅花の歌」32首の序文と1首目を朗唱し、その他の首長らは古里の万葉歌などを披露した。

 続いて令和の考案者とされる中西進高志の国文学館長と、高橋市長、坂本信幸高岡市万葉歴史館長が歌を詠み上げ、3日間の朗唱がスタート。市民グループや市内の園児らが次々とステージに上がった。夜には特設水上舞台で行われた。

 この日は高岡商工ビルで中西館長と坂本館長、歌人の小島ゆかりさんによるトークイベントも開かれた。会期中は茶会や山野草展、飲食物の販売など多彩なイベントを実施する。

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