軽井沢町、群馬県の富岡市と安中市の3市町の各観光協会でつくる観光連携協議会が、統一のロゴマークを作った。連携を密にし、海外を含む誘客を強化する狙い。協議会が作るパンフレットなどに随時、ロゴを入れていく。
ロゴは3市町を地図に落とした形が獅子に似ていることから、獅子の頭部をイメージ。ロゴの中に3市町の形も組み込んだ。海外誘客の柱になっている台湾や香港には伝統的な獅子舞があり、外国人客もなじみやすいことも決め手になったといい、3市町が2案ずつ持ち寄った六つのロゴ案から選んだ。
協議会は、軽井沢町の重要文化財「旧三笠ホテル」、富岡市の世界文化遺産「富岡製糸場」、安中市の重要文化財「碓氷峠鉄道施設」のめがね橋と、いずれも明治期の近代化遺産を相互にPRするなど観光面で連携。昨年は3市町の代表者が台湾を訪問し、海外の誘客にも協力して取り組んでいる。
軽井沢町観光経済課は「ロゴを使い広域観光をよりPRしていきたい」としている。