木越住職の講演に聞き入る参加者=七尾市小島町の徳翁寺

木越住職の講演に聞き入る参加者=七尾市小島町の徳翁寺

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「山の寺の日」 16カ寺がお宝公開 七尾

北國新聞(2019年10月6日)

 七尾市の山の寺寺院群で5日、寺院に親しむイベント「山の寺の日」(北國新聞社、ラジオななおなど後援)が行われ、5宗派16カ寺が寺宝を公開し、散策を楽しむ市民や観光客でにぎわった。来場者は七尾の画聖長谷川等伯が残した作品や前田利家の黒印状を鑑賞しながら「能登国(のとのくに)」の歴史に思いをはせた。
 山の寺道交会、七尾山の寺地域振興会が主催した。「畠山家と前田家と等伯のゆかりの地」をテーマに、各寺が普段公開していない寺宝を披露した。日蓮宗實(じっ)相寺(そうじ)では、等伯が描いた市有形文化財「日蓮聖人像」が公開され、来場者の目を引いた。
 同市小島町の曹洞(そうとう)宗徳翁寺では、輪島市門前町の真宗大谷派光琳寺の木越祐馨(ゆうけい)住職が「都を支えた能登のなまこ」と題して講演した。木越住職は「能登特産のナマコやタラの内臓を都にたくさん運ぶことで、畠山氏は政治的に有利な立場を確立していった」と説明した。
 16カ寺全てに七尾市の観光ボランティアガイド「はろうななお」の会員が常駐し、金沢学院大の学生3人もボランティアとして参加した。茶席や写真展なども開催された。

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