展示内容を視覚的に伝える前田土佐守家資料館のタペストリー

展示内容を視覚的に伝える前田土佐守家資料館のタペストリー

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外国人にサイン好評 国際交流員が助言

北國新聞(2019年10月6日)

 訪日外国人に市文化施設の魅力を分かりやすく伝えようと、市国際交流員が助言する取り組みが広がっている。これまで3館で行われ、外観で展示内容が分かるサインや体験などを取り入れたことで、外国人来館者が昨年の3倍以上となった施設もある。単純な多言語表記にとどまらず、外国人目線のアイデアで旅行者に情報を届け、集客につなげる。
 助言を行うのはフランス、中国、韓国、ベルギー、米国出身の5人で、施設に足を運び、「外観から展示内容が分かるように」「体験を取り入れたらいい」など、旅行者が訪れやすいサインなどの工夫を提言している。
 前田土佐守家資料館では助言を元に、昨年10月、所蔵品の甲冑(かっちゅう)をデザインしたタペストリーを掲げ、書道体験を実施したところ、今年8月末までの外国人来場者は前年の3・5倍となる4902人となった。
 茶道具を所蔵する中村記念美術館は8月末に、美術館であることを示す絵文字「ピクトグラム」を掲げ、館内で楽しめる呈茶の作法に英語の説明を加えた。9月は昨年のほぼ倍となる104人が訪れたという。
 現在は、金沢蓄音器館に看板などの工夫や、「外に音楽が流れるようにできないか」「蓄音器の操作体験ができるといい」などの提案をしており、同館が順次、検討していく。
 市国際交流課は「助言は文化施設だけでなく、飲食やイベントの集客にも通じる。今後も活動を広げたい」としている。

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