秋の夜風を感じながらおわらを鑑賞する「月見のおわら」が5、6の両日、富山市八尾地域中心部で開かれ、観光客が優美な踊りや演奏を堪能した。
おわらの通年観光を進めようと旅行会社「クラブツーリズム」(東京)が1998年から毎年企画。越中八尾観光協会と県民謡越中八尾おわら保存会が協力している。
上新町と諏訪町、西町、東町の通りが会場となり、おわらを受け継ぐ11町の担い手が町流しを行った。ぼんぼりが並ぶ幻想的な街並みの中で、観光客は写真や動画を撮影したり踊りに見入ったりし、思い思いに楽しんでいた。
観光客参加型の踊り方教室や大輪踊りも行われた。