たけふ菊人形を盛り上げたサンバパレード=10月6日、福井県越前市武生中央公園

たけふ菊人形を盛り上げたサンバパレード=10月6日、福井県越前市武生中央公園

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軽快サンバ、交流の輪 たけふ菊人形でフェス

福井新聞(2019年10月7日)

 福井の秋の祭典「2019たけふ菊人形」(福井新聞社共催)は10月6日、福井県越前市武生中央公園でイベント「ブラジルフェスティバル」を開いた。プロダンサーによるサンバパレードやブラジル料理のブース出店などがあり、会場がラテンムードに包まれた。食やダンスを通じ日本、ブラジル両国の交流も生まれていた。

 たけふ菊人形まつり実行委が、市内で多く暮らすブラジル人にもたけふ菊人形を楽しんでもらい、多文化共生も進めようと2016年から毎年開いている。

 メインは、プロダンサーと打楽器隊の約20人によるサンバパレード。本場ブラジル・リオデジャネイロのカーニバルから抜け出たような派手な衣装のダンサーたちが、サンバのリズムに乗って会場内を練り歩いた。市国際交流協会による体験教室も初めて開かれ、来場者が軽快なステップに挑戦した。

 ブラジル料理のシュラスコやパステル、タピオカのクレープなどが味わえるブースも並び、長蛇の列ができていた。ブラジル人手作りのアクセサリーや髪飾りなどを販売するコーナーも人気だった。

 揚げギョーザのようなブラジルの軽食、パステルを友人と味わった越前市の女性は「日本人の口にも合う。ブラジルのスタッフが気さくにおいしい食べ方を教えてくれて楽しかった。輪を掛けて明るいお国柄がいいところ」と笑顔を見せていた。

 たけふ菊人形を通した多文化共生の推進は今年のテーマの一つ。3連休となる12~14日には初の「アジア博in越前市」も開く。中国、韓国、タイ、トルコなどの料理が楽しめるブースが並ぶ。問い合わせはたけふ菊人形事務局=電話0778(21)0175。

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