13日のオープンを控え、広場で打ち合わせる絹川社長(右)と学生=野々市市本町3丁目

13日のオープンを控え、広場で打ち合わせる絹川社長(右)と学生=野々市市本町3丁目

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町並みに調和、和風広場 野々市の旧北国街道沿いに

北國新聞(2019年10月10日)

不動産仲介業の絹川商事(野々市市)は旧北国街道に面する同市本町3丁目の空き地を取得し、歴史的な町並みとの調和にこだわった和風の広場を整備した。周辺の景観に合わない開発を防ごうと、地元企業が一肌脱いだ格好で、金沢工大の学生も広場づくりに協力。広場は誰でも使用でき、13日に開かれる「北国街道野々市の市」(北國新聞社後援)に合わせてオープンする。
 旧北国街道の本町通りには重要文化財の喜多家や市文化財の家屋などが並び、2011年に無電柱化も完了。同社は3年前に広さ約200平方メートルの空き地を購入し、金沢工大のプロジェクト「Toiro(トイロ)」の学生12人の協力も得て、活用法の検討を進めた。今春、通りをそぞろ歩きする人向けの広場に改修することを決めた。
 広場には一面に芝生が敷き詰められ、周囲の町家になじむよう、障子や格子をイメージした塀が設けられた。落葉樹を植えて四季の移り変わりを楽しめる工夫を施したほか、今後は市花のツバキの木も植える計画という。
 組み合わせ次第でイスやベンチ、遊具などになる、学生が考案した木製ブロックも40個置く予定で、和田舜哉さん(3年)は「広場づくりを通じて実務を学べた」と今後も広場のリニューアルなどに関わる意向を示した。絹川善隆絹川商事社長は「まちの発展のために地域が喜んでもらえるものにしたかった。みんなの思いが詰まった形になった」と話した。

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