伊那谷を背景に青空の色を映し出した「天空の池」=9日、大鹿村

伊那谷を背景に青空の色を映し出した「天空の池」=9日、大鹿村

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秋晴れ映し出す「天空の池」 大鹿の林道復旧

信濃毎日新聞(2019年10月10日)

 秋晴れとなった9日、大鹿村鹿塩の標高2016メートルにある「天空の池」に青空が鏡のように映り込む景色が見られた。池に通じる林道は、昨年9月上旬から大雨による崩落で通行止めとなっていたが、今月1日に開通。県内外から多くの人が写真を撮りに訪れている。

 天空の池は村中心部から車で約40分の山中にあり、もともと名もない池。近年、中央アルプスを望み、湖面に空や雲が映る絶景がインターネットで話題となり、村も案内図を用意している。

 初めて訪れた愛知県岡崎市の写真愛好家下尾信義さん(69)は「いい雲が出るまで待って撮りたい」。駒ケ根市でユースホステルを営む中野盛男さん(57)は「ツーリングのお客さんから聞いて一度見たいと思った。フェイスブックで紹介したい」とシャッターを切っていた。

 村産業建設課によると、林道は12月下旬から冬季通行止めとなる。

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