華やかな金沢和傘が飾られた会場=下新町の久保市乙剣宮

華やかな金沢和傘が飾られた会場=下新町の久保市乙剣宮

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金沢の工芸美 奥深さ感じて 東山、主計町で祭典開幕

北國新聞(2019年10月12日)

 金沢から工芸の魅力を発信する「金沢21世紀工芸祭」(北國新聞社特別協力)は11日開幕した。初日は東山、主計町(かずえまち)周辺の町家などを会場とした「工芸回廊」が始まり、陶芸や金工、ガラスなどの個性豊かな作品が並んだ。来場者は金沢の風情ある街並みとともに、工芸の奥深い美を堪能した。
 工芸回廊は14日までで、23会場に市内外で活躍する約40人の作家が出展した。
 東山3丁目の「昆布・海産物處 しら井」では、九谷焼の洗面ボウルや蒔絵(まきえ)の表札など、暮らしに工芸を取り入れるための作品が並んだ。主計町検番には太陽や月をイメージした器、下新町の久保市乙剣宮には色鮮やかな金沢和傘が飾られた。
 橋場町の大樋ギャラリーでは、市内在住の漆芸家野口健さんが表面に糸を巻き付けて模様を描いた作品を展示し、来場者を引き付けた。会場を訪ねながら街歩きを楽しむツアー「KOGEIさんぽ」も行われた。
 オープニングセレモニーはひがし茶屋街の検番で行われ、村山卓副市長が「市民や観光客に、金沢の街並みの中で工芸を楽しんでもらいたい」とあいさつし、出席者が工芸回廊の会場を巡った。
 工芸祭は「工芸を遊ぼう。」をテーマとし、多彩なプログラムが展開される。11日は市内近郊の20ギャラリーが連携して企画などを行う「金沢アートスペースリンク」も始まった。
 12日からは食と工芸を楽しむ「趣膳食彩」、茶の湯の魅力を味わう「金沢みらい茶会」、さまざまなワークショップに取り組む「金沢みらい工芸部」がスタートする。
 しいのき迎賓館で「KOGEIフェスタ!」(本社特別協力)が開かれる12~14日は、工芸回廊とフェスタの会場を往復する無料バスが運行される。また台風19号の接近に伴い、プログラムを一部変更する。工芸祭は11月24日まで。

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