総持寺が公開する木造千手観音坐像

総持寺が公開する木造千手観音坐像

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寺宝を一斉公開 11月高岡で瑞龍寺・総持寺・大法寺・勝興寺

北日本新聞(2019年10月13日)

 高岡市内の寺院が宝物などを特別公開する「寺院ミュージアムin高岡」が11月、国宝瑞龍寺など4寺院で開かれる。「大人の好奇心」がテーマで、各寺院が所蔵する貴重な美術品や非公開の場所を観覧できる。

 高岡市が2018年度から3カ年計画で取り組む観光資源磨き上げ事業の一環。昨年度はまち歩きマップを作製するなどした。

 本年度は、市内の観光資源の一つである寺院を生かして誘客につなげようと、「寺院ミュージアム」を企画した。瑞龍寺(関本町、曹洞宗)と総持寺(関町、高野山真言宗)、大法寺(利屋町、日蓮宗)、勝興寺(伏木古国府、浄土真宗)が協力する。

 四つの寺院はこれまで個別に寺宝展などを行ってきたが、同時期に開催することで多くのファンを呼び込む。まち歩きも楽しんでもらおうと、チラシでは周辺の観光地を案内している。

 瑞龍寺は2~4日、山門の楼上(ろうじょう)公開と宝物展を予定。15、16の両日は雪舟が手掛けた達磨図を展示する。総持寺は15、16の両日、所蔵する国指定重要文化財の木造千手観音坐像を特別公開する。

 勝興寺は2~4日、本尊を安置する「内陣」と寺宝の菊花文蒔絵(まきえ)花見弁当を公開するほか、3日午前9時~午後3時に茶会を開く。大法寺は2、3、15、16日に仏画を並べる。16日は精進料理を食べながら、所蔵する長谷川等伯の仏画について栗原啓允(けいいん)住職の講話を聞くイベントもある。

 市観光交流課は「寺と一緒に高岡のまち巡りも楽しんでほしい」と話している。寺院ミュージアムの問い合わせは同課、電話0766(20)1301。

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