２７日に開催される第５回金沢マラソンの完走者全員に贈られる記念メダルのデザインが決定した。金箔（きんぱく）と水引、梅をモチーフとし、格式高い群青色を組み合わせて金沢らしいデザインに仕上げた。
　１５日、金沢市役所で報告会が開かれ、デザインを手掛けた金沢美大の藤島佳那子さん（市出身、製品デザイン専攻３年）が実物を手にコンセプトを説明した。五つの円をシンプルかつ上品に見えるよう重ね合わせたといい、藤島さんは「今までにない新しいデザインに挑戦した」と述べた。
　メダルの大きさは縦６・９センチ、横６・３センチ、厚さ０・４センチ。金沢マラソン組織委員会会長の山野之義市長は「このメダルのために完走を目指す人も多い。当日、ランナーにかけてあげてほしい」と話した。同大の浅野隆教授が同席した。
　金沢マラソンは県、市、北國新聞社などで構成する組織委員会が主催する。