運行を一部再開した新宿行きの高速バスに乗り込む乗客=松本市の松本バスターミナル

運行を一部再開した新宿行きの高速バスに乗り込む乗客=松本市の松本バスターミナル

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松本―新宿、バス一部再開 アルピコなど高速線

信濃毎日新聞(2019年10月18日)

 アルピコ交通(松本市)など松本―新宿間を共同運行するバス会社は17日、台風19号の影響で12日から運休していた同区間の高速バスの運行を一部再開した。中央道の通行止め区間を迂回(うかい)するため、通常より1〜3時間ほど多く時間がかかる。同区間を結ぶJR中央東線特急あずさの再開見通しは立っておらず、利用者から高速バスの再開に安堵(あんど)の声が聞かれた。

 同社は17、18日、上下線ともに24本あった運行本数を、朝夕を中心に9本に減便して運行。午後3時20分松本発のバスに乗り込んだ馬場洋子さん(78)=東京=は市内の姉の家に来て15日に帰る予定だった。「あずさやバスの運行再開の情報をずっとテレビで見ていた。めいにインターネットでチケットを取ってもらい、ようやく帰れる」。通常の約3時間20分よりも長丁場の乗車になるが、弁当も用意し「気長に乗ります」。

 同市の友人宅を訪れていた飲食店マネジャーの張ケ井泉さん(20)=千葉県=は「本当は17日から仕事だった。東京に着いたらそのまま仕事に向かう」と話した。

 中央道大月インター(山梨県)―八王子ジャンクション(東京都)間は土砂流入のため通行止めで、解除は今週末以降の見込み。アルピコ交通は19日以降の運行計画について、17、18日の運行状況を踏まえ、18日にも発表予定だ。

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