皇居前広場での披露に向けて練習に励むメンバー=加賀市山代地区会館

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山代大田楽で陛下即位に華 「わざおぎ」国民祭典に出演

北國新聞(2019年10月18日)

11月9日に皇居前広場で開催される「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」に、加賀市山代温泉で大田楽に取り組む市民グループ「山代わざおぎ」の出演が決まった。メンバーは全国の愛好家とともに奉祝し、大田楽の魅力を発信しようと、日々練習に励んでいる。上出晃史(あきふみ)塾長(38)は「国民が注目する大舞台を大田楽の演舞で華やかに彩りたい」と意気込みを示している。
 大田楽は皇居二重橋前の特設ステージで行われる第2部「祝賀式典」で披露する。およそ3万人の観衆を前に、九世野村万蔵さんらプロの芸能家と全国のわざおぎメンバーの総勢100人が出演する。楽器を打ち鳴らして舞う「総田楽」や、約50人がアップテンポのリズムで踊る「大人番楽」などを繰り広げる計画だ。
 メインの総田楽は全国から選抜された12人が出演。山代から腰鼓(くれつづみ)の上出さん、鋲打(びょううち)の道端育子さんと甘池英子さん、編木(ささら)の武田裕子さんと坪原綾香さんの5人が選ばれた。笛奏者として森本歩さんが加わり、大人番楽には10人、子ども番楽とスタッフにも1人ずつの計18人が参加する。
 踊りは全国共通のため、メンバーは当日に県外の参加者と動きを合わせられるよう、厳しい稽古にいそしんでいる。選抜メンバーの甘池さん(50)は「ダイナミックな大田楽は見応えたっぷり。にぎやかな演舞で国民そろって即位をお祝いしたい」と目を輝かせた。

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