新潟市中心部の観光スポットを巡る観光循環バスの新車両が完成し、記念セレモニーが18日、市役所で行われた。市出身漫画家、小林まことさんの「What's Michael?(ホワッツ マイケル)」のキャラクターや、障害者アート作品で彩られた新車両2台がお披露目された。19日から運行した。
老朽化による車両更新に合わせ、ラッピングも一新した。これまで、小林さんら地元ゆかりの漫画家の作品を使い「マンガ・アニメのまち」を観光客らにPRしてきた。今回は1台を、障害者アートレンタル事業を行う「まちごと美術館ことこと」とコラボすることで、「共生のまち」としての新潟も発信する。
セレモニーでは、中原八一新潟市長や作家のしゅんすけさん(29)、敷島保育園の園児16人が出席。しゅんすけさんは「萬代橋を描いた作品がバスになりうれしく思う」と話した。試乗した園児(6)は「とってもかわいいバス」と笑顔だった。
観光循環バスは、JR新潟駅発着で、市水族館マリンピア日本海や市歴史博物館(みなとぴあ)など観光スポットを巡る。2004年度に本格運行を開始した。