台風19号による運休後、初めての乗客を乗せ運航再開した阿賀野川遊覧船=22日、阿賀町

台風19号による運休後、初めての乗客を乗せ運航再開した阿賀野川遊覧船=22日、阿賀町

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台風で被災した阿賀野川遊覧船 10日ぶり待望の再開

新潟日報(2019年10月23日)

 台風19号の影響で運航休止に追い込まれていた新潟県阿賀町の阿賀野川遊覧船が22日、10日ぶりに運航を再開した。最盛期のこの時季に3艇のうち2艇が被災したため、ほぼ無傷の1艇で受け入れ体制を再構築した。初日は雨降りとなったが、県内の観光客らが船上でのひとときを楽しんだ。

 遊覧船は、同町の第三セクター「阿賀の里」が運航している。2004年の7・13水害、11年7月の新潟・福島豪雨でも運航休止に見舞われた。今回の台風19号では、阿賀野川の増水で2艇が乗船場から1キロほど下流の畑に流され、乗り上げたままとなっている。本年度に就航したジェット船「イザベラバード」は修繕で陸に上げていたことが幸いし、被害がほぼなかった。

 台風が過ぎてから阿賀の里は「イザベラバード」の修繕を急ぎ、今週以降は運航ルートの安全確認を進めてきた。再開後はこれまでの2ルート・13便から、1ルート・7便とした。

 22日午前の便には、団体客約30人が乗船。ガイドの案内を聞きながら、色づき始めた山々のほか、阿賀野川の流れや渓谷美の眺めを楽しんだ。降船時には「楽しかった」「よかった」などと、笑顔で船頭らに伝えていた。初めてジェット船に乗った長岡市の男性(81)は「水害の応援ができればとの思いがあった。揺れも少なく、気持ちのいい船旅だった」と上機嫌だった。

 阿賀の里代表取締役の林真一郎さん(56)は「これを起爆剤に、水害で被災した町を活気づけたい」と力を込めた。

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