東日本高速道路は22日、台風19号の影響で不通となっていた上信越道佐久インター(IC、佐久市)―碓氷軽井沢IC(群馬県安中市)間の通行止め解除に向け、道路の最終点検をした。23日午前6時に解除する見込み。閼伽流(あかる)山トンネルから八風山トンネルの規制区間は当面、上下1車線の対面通行とする。
規制区間(上り線1・2キロ、下り線3・1キロ)は時速50キロの速度制限を設ける。
香坂川橋(佐久市香坂)付近の下り線の路面で、大雨の影響とみられる亀裂を確認し、復旧工事を進めてきた。亀裂は幅3センチほどで大量の水を含んだ路面下の盛り土の一部が滑り、生じたとみられる。H型の鋼材を打ち込むなどの対策工事で被害の拡大を防いでいる。
本来の4車線での通行再開時期は未定。東日本高速道路関東支社は「交通量の多い平日の朝夕や週末は渋滞の発生も予想される。時間に余裕を持って通行してほしい」と呼び掛けている。