白山市湊町の手取川支流・熊田川と石川県水産総合センター美川事業所を結ぶ導水路などで23日、今年のサケの遡上(そじょう)第1号が確認された。24日からはサケ釣りを一般開放する「手取川サーモンフィッシング(サケ有効利用調査)」が予定されており、釣り愛好者の期待を高めた。
美川事業所によると、遡上時期は平年並みで、49~66センチの雄9匹と59、68センチの雌2匹を捕獲した。雄は2016~17年に放流した2、3歳魚、雌は14~16年放流の3、5歳魚だった。遡上は11月上旬から中旬にピークを迎えるという。
同事業所は12月上旬までに約4千匹を捕獲して採卵、ふ化させ、来春に約350万匹を放流する。