ほぐしたへしことネギを載せたシンプルな「へしこうどん」=10月23日、福井県小浜市内外海公民館

ほぐしたへしことネギを載せたシンプルな「へしこうどん」=10月23日、福井県小浜市内外海公民館

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「本作りへしこ」使ったうどん食べて 小浜の団体開発

福井新聞(2019年10月24日)

 「サバのへしこ」「へしこのなれずし」を生産する福井県小浜市内外海地区の事業者でつくる「内外海本づくりの会」は、ブランド化を目指す「本づくりへしこ」を使ったうどんを地元製麺業者と開発した。ほぐしたへしこと老舗の麺、だしという、素材の味を生かしたシンプルな逸品。「小浜の新メニューとして広まれば」と期待を込める。市食文化館周辺で26、27日に開催される「OBAMA 食のまつり」で販売する。

 「田烏なれずし工房」(田烏)、「田烏さばへしこ・なれずしの会」(同)、「民宿かどの」(矢代)は1月、本づくりの会を結成。▽国産のサバを使う▽へしこはサバ、ぬか、塩、唐辛子で、なれずしも伝統的原料だけで仕込む▽へしこは1年以上漬け込む-という製法で作ったものを「内外海本づくりへしこ」「内外海本づくりへしこなれずし」として認証している。

 同会は8月にうどんを使ったメニューを考案。いくつかの市販のだしを試したが味の濃さなどが合わなかった。市が橋渡しをして、製麺業もしている同市住吉のそば・うどん店「米太」に協力を依頼した。同店のうどん、だしを使ってみたところ、森下佐彦代表(76)は「ぴったりだった」。

 23日に同市内外海公民館で試食会が開かれた。ゆでたうどんに熱いつゆをかけ、焼いてほぐした本づくりへしこ10グラムと、ネギを載せて出来上がり。老舗のだしに、じっくり熟成されたへしこの味が合わさってうどんに絡み、「相乗効果で味の深みが増す」と森下さん。民宿で提供してみると宿泊客に好評だったという。米太の仲谷昭二さん(67)は「さっと気軽に食べられる組み合わせ。店で出すことも考えたい」と話す。

 森下さんは「どこのお店でも簡単に出せるメニューだし、ミョウガも合う」。2023年春の北陸新幹線敦賀開業を見据えて「小浜ならではの新たな食として広まればうれしい」と話している。食のまつりでは、1杯300円、各日200食を提供する。

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