特産の大浜大豆のおからで仕上げた春巻きとパウンドケーキ=飯田高

特産の大浜大豆のおからで仕上げた春巻きとパウンドケーキ=飯田高

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珠洲の大浜大豆 おからで春巻きやケーキ

北國新聞(2019年10月25日)

 飯田高総合学科の生徒が珠洲特産の大浜大豆のおからで作った春巻きとパウンドケーキが商品化される。廃棄予定のおからを活用し、大豆の風味を生かして食べ歩きできるサイズに仕上げた。26日に道の駅狼煙(のろし)で開催される同校の「さいはてグルメフェスタ」で最初に販売し、市内宿泊施設でも扱う方向で調整する。
 総合学科3年の生徒5人が大浜大豆の豆腐づくりで出るおからが廃棄されていることを聞き、珠洲市の道の駅狼煙の協力で商品化の着想を得た。
 春巻きは「のろしっこロール」と名付け、片手で食べられる「ワンハンド」、一口サイズの「ミニ」、3本セットの「ロング」の3種類を用意。おからパウンドケーキはプレーンとブルーベリージャムをそえた2種類となる。価格は春巻きが250~350円、パウンドケーキは1個120円とした。
 4月以降、試作を重ねる中で、同学科の先輩が2年前に作ったつくね団子のレシピを生かし、おからとトリ軟骨を珠洲の塩とレモンで味付けした春巻きを完成させた。おから本来の風味を楽しんでもらうためにパウンドケーキも用意した。
 珠洲商工会議所の「ワンハンドフード・スイーツ開発プロジェクト」とも連携し、来年秋の奥能登国際芸術祭でも、ご当地グルメとして一役買う予定だ。
 商品開発に携わった中市美夢(みゆう)さん(18)は「おからの配合が難しかったけど、良いできに仕上がった。珠洲の新たな名物となるとうれしい」と話した。

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