高岡市の伏木校下自治会連絡協議会(坂廣志会長)などは、伏木、太田地区を歩いて巡る観光マップの作成を進めている。国重要文化財・勝興寺や市万葉歴史館だけでなく、地元住民ならではの情報を盛り込み、散策を通じて地域の魅力を深く知ってもらう。
今年の伏木港開港120周年と、勝興寺が2020年末に「平成の大修理」を終えるタイミングに合わせ、同協議会が中心となって企画。市や地元団体などと話し合いを進めてきた。
マップでは、JR伏木駅を起点とした散策コースを提案。伏木気象資料館や勝興寺、市万葉歴史館、岩崎ノ鼻灯台、雨晴海岸など伏木、太田地区の見どころを盛り込み、三つのコースを作った。A2判で、折りたたんでコンパクトに持ち歩ける。
24日は伏木コミュニティセンターで会合を開き、掲載する内容の詳細を詰めた。12月中に5千部を完成させ、市内の観光関連施設などに置いてもらう。
坂会長は「多くの人にまち歩きを楽しんでもらい、地域の活性化につなげたい」と話している。