「じゃーぶじゃぶ」を店で提供する矢合さん(右)と妻の照子さん

「じゃーぶじゃぶ」を店で提供する矢合さん(右)と妻の照子さん

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イノシシ肉の新しい食べ方「じゃーぶじゃぶ」 上市の剱茶屋考案

北日本新聞(2019年10月26日)

 地元産のイノシシのロース肉をしゃぶしゃぶのように味わう料理「じゃーぶじゃぶ」が、上市町若杉の料理店「剱(つるぎ)茶屋」で提供されている。店主の矢合(やごう)真治さん(74)が考案し、「厄介者のイメージがあるイノシシだが、脂ののった肉をおいしく味わってほしい」と話している。

 店は富山地方鉄道上市駅の構内にあり、矢合さんと妻の照子さん(72)が営む。これまで、みそとしょうゆで味付けしたイノシシ鍋を提供してきた。9月に立山町産のイノシシの肉が入手できたことから、新メニューの提供を始めた。

 しゃぶしゃぶより、しっかり火を通すため「じゃーぶじゃぶ」と名付けた。昆布を入れたお湯に、スライスしたロース肉を1、2分間くぐらせ、自家製のごまだれとポン酢で味わってもらう。味をマイルドにするため、お湯に日本酒と牛乳を加えている。しっかり火を通しても硬くならず、かむと甘みが広がるという。

 矢合さんは「『じゃーぶじゃぶ』によってイノシシ肉を好きになってもらい、消費拡大につなげたい」と話している。

 3人前(4800円)から予約を受ける。問い合わせは剱茶屋、電話076(472)2055。

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