国宝土偶5点の展示が始まる県立歴史館=25日、千曲市

国宝土偶5点の展示が始まる県立歴史館=25日、千曲市

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国宝の土偶5点勢ぞろい 千曲の県立歴史館で企画展

信濃毎日新聞(2019年10月26日)

 県立歴史館(千曲市)で26日始まる国宝指定の土偶5点を一堂に集めた企画展「土偶展 国宝土偶」のオープニングセレモニーが25日、同館であった。開館25周年記念事業の一環で、5点が勢ぞろいする展示の地方開催は初めて。

 県内は、茅野市尖石縄文考古館が所蔵する「仮面の女神」「縄文のビーナス」をはじめ、2千点超の土偶が出土した「全国有数の土偶制作地域」(県立歴史館)。企画展は、縄文文化を象徴する土偶に焦点を当てた。

 女性をデフォルメ(変形)し、表情やしぐさなどに特徴がある茅野市出土の2点のほか、北海道函館市縄文文化交流センターの「中空土偶」は脚があるものの自らは立てない構造で、親しげな表情と実際の人間に近い身体表現が見どころ。青森県八戸市の是川縄文館の「合掌土偶」は5点の中で唯一の座像で写実的。山形県立博物館の「縄文の女神」は顔や腕はないがシャープな体つきをしている。

 県立歴史館は1994年11月3日に開館。16年4月に就任した笹本正治館長は「県内で国宝の土偶を見比べるまたとない機会。じっくり見て土偶の背景にあるものに思いをはせてほしい」としている。11月10日まで。一般千円、大学生500円(高校生以下無料)。問い合わせは同館(電話026・274・2000)へ。

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