フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)が27日に就航する松本―神戸線の予約が好調だ。県営松本空港(松本市)と関西を結ぶ通年の定期便は、2010年廃止の日本航空の大阪線(伊丹)以来。25日現在、座席数に占める予約者数の割合(予約率)は、10月が82・9%、11月が80・4%と高水準で推移している。
神戸線は毎日1往復する。FDA広報によると運航初日の予約率は25日現在、71・4%で、松本発は80・9%、神戸発は61・9%。それぞれ10月は87・2%、78・6%、11月は83・1%、77・7%で、松本発の方がより高い。
松本営業支店の臼井久美子支店長は「問い合わせが多く、神戸線への期待を感じる」と説明。神戸から訪れる需要の取り込みを強化したいとし、「認知度の向上やビジネス需要の開拓で、利用率を高めていきたい」とした。