金大医薬保健学域の学園祭「金大医学展２０１９力～チカラ～」（本社特別協力）は２６日、同大宝町キャンパスで始まった。来場者は最先端機器がそろう医療現場の見学や内視鏡手術などの疑似体験を通して医学の奥深さに触れた。
　会場には手術を模擬体験できる機器が並び、親子連れらが映像モニターを見ながら行う腹腔（ふくくう）鏡手術や、胎児を観察するエコー検査に挑戦した。医学生の案内で病院を巡るツアーや、人の消化管を模した段ボール迷路も人気を集めた。
　金沢美大と協力した初企画「ポスターコンペ」のコーナーでは、学生が手掛けた１２点が掲げられ、来場者がお気に入りの作品を選んだ。がんの治療法や薬膳、応急手当ての方法を紹介するブースも設けられた。
　最終日の２７日は午前１０時～午後５時で、午後１時半から大阪大心臓血管外科教授の澤芳樹氏による講演会が開かれる。入場無料。