9月に開業した上田市初のワイン醸造所「シャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリー」で26日、食とワインを楽しむ「椀子マルシェ」=写真=が2日間の日程で始まった。ワインに合う料理を提供する地元の店舗が並び、台風19号の被害を受けた同市などへの募金活動も行った。
同市丸子地域の若手農業者らでつくるグループ「ハートビートまるこ」は地元で収穫したコメを地元飲食店が巻きずし風に調理した「寿司ブリトー」を販売。自家製ソーセージやチーズ、生ハムなどの店舗もある。
ワイナリー周辺に広がるブドウ畑「椀子ヴィンヤード」や醸造工程を巡る無料のツアーを30分間隔で行い、ブドウ栽培などをスタッフが案内。さまざまなワインを楽しめるコーナーも盛況で、会社員後藤公一さん(55)=東京=は「広々としてすてきな場所」と気に入った様子だった。
午前10時~午後4時半。上田駅温泉口から無料送迎バスを運行する。