金沢中心街を彩る恒例のイルミネーション「香林坊ツリーファンタジー」の試験点灯が２８日、香林坊交差点周辺で行われ、街路樹を包む発光ダイオード（ＬＥＤ）の青白い光が冬到来の雰囲気を醸し出した。
　イベントの実行委員や作業員が、国道１５７号香林坊ラモーダ―香林坊交差点間のケヤキ３６本に計１１万個のＬＥＤを取り付け、発光に不具合がないかを確認した。
　点灯が始まると、学生が「きれい」「もう冬か」と歓声を上げた。日没とともに雪のような光が浮かび上がり、足を止めて写真撮影する通行人の姿も見られた。
　香林坊町会や香林坊商店街振興組合でつくる実行委員会が企画し、今年で３３年目となる。点灯は１１月１日から来年２月中旬までとなっている。