JR東日本長野支社は28日、台風19号の記録的な大雨の影響で一部区間が運休していた小海線について、11月1日の始発から全区間で通常運行を再開すると発表した。12日から運休していた中央東線の特急「あずさ」も28日に運行を再開。一部車両が水没した北陸新幹線(長野経由)は暫定ダイヤが続くが、県関係のJRは全線で運行が復活する。
同支社によると、台風で小海線は複数箇所が被災。復旧状況に応じて順次、運行区間を拡大していた。残っていたのは南佐久郡小海町の松原湖駅の約300メートル南側で、千曲川沿いの線路下の盛り土が流失した部分。この部分で復旧のめどが立ち、運休中の小海―野辺山間が運行できる見通しとなった。
在来線の復旧に伴って同支社は、11月9日から小海線で「HIGHRAIL(ハイレール)1375」、飯山線で「おいこっと」、長野―南小谷間で「リゾートビューふるさと」の各観光列車の運行も再開する。それぞれ今月29日に指定席の販売を始める。