小笠原氏の城跡から出土した陶器などが並ぶ企画展

小笠原氏の城跡から出土した陶器などが並ぶ企画展

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小笠原氏ゆかりの城企画展 松本の城跡全てが国史跡

信濃毎日新聞(2019年10月29日)

 信濃守護・小笠原氏の本拠地として築かれた「林小城(こじょう)」が今年2月に国史跡に追加指定され、松本市内にある同氏の城跡全てが国史跡となったことを受け、市教育委員会は指定を記念する企画展を市内で開いている。城に詳しい落語家を招いた対談イベントも開くなど、国史跡としてのアピールに力を入れる。

 市教委によると、小笠原氏は1340年ごろに平城の井川城(松本市井川城)を構え、15世紀後半の混乱期には防御に優れた山城、林城(同市里山辺、入山辺)に拠点を移した。林城は大城(おおじょう)と小城で構成。室町から戦国時代にかけての居城の在り方を典型的に示していると評価され、段階的に国史跡に指定された。

 今月中旬からは市時計博物館で企画展「井川から林へ信濃守護小笠原氏と城の移り変わり」が始まった。各城跡から見つかった出土品やパネル展示を通して、小笠原氏城跡の概要や、城の移り変わりを紹介している。

 会場には、井川城と林城から見つかった中国産の陶磁器や、瀬戸産の陶器が並ぶ。市教委文化財課史跡整備担当の竹原学係長(55)は「陶磁器や掛け軸などの高級品で家を飾るのは当時の武士が家臣らに威信を示す手段だった」と話している。

 企画展は11月17日まで。無料。問い合わせは市文化財課(電話0263・85・7064)へ。

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