ツイッターで長野市や県の観光情報も発信しているハリソンさん

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長野県の情報、英語で発信 長野市国際交流員のハリソンさん奮闘

信濃毎日新聞(2019年10月30日)

 「長野県は頑張っています!」。8月から長野市の国際交流員(CIR)に就いたアレクサンドラ・ハリソンさん(25)=米国出身=が、市内在住の外国人や海外の観光客らに、台風19号で被災した市や県の状況を伝えようと奮闘している。ツイッターなど会員制交流サイト(SNS)で災害支援の案内などを英語や日本語で投稿。深刻さだけでなく、安全な観光地の現状も伝えようとPRしている。

 ハリソンさんはユタ州ソルトレークシティー出身。アニメをきっかけに日本の文化や歴史に興味を持ち、ユタ大や同志社大(京都)で日本語や国際関係を専攻。御朱印集めやアウトドアも好きで、長野市への派遣後は、おやきやそばといった地元の名物や催しの発信を楽しんできた。

 そうした中で台風による災害が起き「残念で、落ち込みます」と心を痛める。発生直後は、市内在住や観光で訪れている外国人向けに、英語で災害の情報を入手できるアプリなどをSNSで紹介。ボランティアの作業マニュアルの英訳なども投稿してきた。

 「長野の観光スポットに行ったりする行動で信州に力を貸しましょう!」などと、善光寺や松代町、戸隠など外国人に人気の観光地が通常通り行けることも紹介。25日に北陸新幹線(長野経由)東京―金沢間の全線直通運行が再開したことをフェイスブックで知らせると、海外からも喜びの反応が寄せられた。

 ハリソンさんは「外国人観光客に、長野に来てもらいたいというメッセージを届けたい」と話す。

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