小海町の松原湖を構成する猪名(いな)湖畔で紅葉がピークを迎えている。湖畔の観光関係者によると、松原湖は台風19号で大きな被害は受けなかったが、10月末まで客足が減少。紅葉とともに観光客が戻り、1日は色鮮やかに染まった木々や水面(みなも)を写真に収める人が多く見られた。
ヤマモミジは濃い赤で目を引き、トチノキは日光を浴びて黄色い葉を輝かせていた。大阪府の男性(72)は写真愛好家20人ほどのバスツアーで訪れ「台風の影響はあまり感じられないし、葉が色づいていてよかった」。
この日はJR小海線が全区間の運行を再開。湖畔で旅館を経営する町観光協会長の鷹野圭太さんは「再開は大きい」と喜んだ。