河内川ダムの堤頂部をスタートするランナー=11月3日、福井県若狭町河内

河内川ダムの堤頂部をスタートするランナー=11月3日、福井県若狭町河内

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ダム周辺コースで駅伝、21チーム秋景満喫 若狭町河内川

福井新聞(2019年11月4日)

 今年6月に供用が始まった福井県若狭町河内の河内川ダム周辺をコースにした初の駅伝大会が11月3日、行われた。秋晴れの下、参加者は思い思いのペースで走り、高さ77・5メートルの堤頂部、水をたたえたダム湖(明神湖)、色づき始めた山々といった景色を満喫した。

 1987年に事業採択された河内川ダムは、用地交渉の難航や道路建設の遅れによって当初予定より24年遅れで今年完成した。念願の完成を記念し、町の新たな観光・スポーツスポットとして発信しようと、町内三つの駅伝大会を集約して実施した。

 中学生以上対象の「ダムRUN」に県外含め7チーム、町内の小学生対象の「ちびっこ駅伝」に14チームが参加した。「ダムRUN」は、堤頂部を発着点にダム湖を周遊する約6キロのコースで、チームの上位5人の合計タイムを競った。ちびっこ駅伝は低学年が1人1キロ、高学年は1人1・5キロ走り、ともに5人がたすきをつないだ。

 滋賀県東近江市から参加した50代女性は「緑に囲まれたコースで気持ちいい。道の駅からのアクセスも良く、(ダム湖に見立てて盛り付けた)ダムカレーを食べるのも楽しみ」と笑顔。実行委員会の森井宏一会長(66)は「ダムと自然が調和した素晴らしい環境を多くの人に知ってほしい。できれば来年以降もこの場所で開催したい」と話していた。

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