手際よくそばの生地を延ばす名人大会参加者=11月4日、福井県福井市のハピリン

手際よくそばの生地を延ばす名人大会参加者=11月4日、福井県福井市のハピリン

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そば打ち自慢が腕競う 福井で全日本素人名人大会

福井新聞(2019年11月5日)

 全国のそば打ち愛好家が腕を競う第24回全日本素人そば打ち名人大会(福井新聞社後援)は11月4日、福井県福井市のハピリンで開かれ、最高位の名人には金沢市の林牧子さん(44)が輝いた。福井県勢は、優秀賞に根本幸恵さん(45)=福井市=が選ばれた。

 全国15カ所で行われた予選に約400人が出場し、県勢6人を含む50人が名人大会に駒を進めた。制限時間30分で▽水回し▽こね▽延(の)し▽切り―の4工程について、手際の良さや出来栄えを競った。審査員はそば店主や過去の名人ら7人。今年は食味審査も加わった。

 緊張した面持ちの出場者は、県産のそば粉とつなぎの小麦粉に水を加えて力強くこね、麺棒でリズムよく延ばした後、包丁で手早く丁寧に切りそろえていった。

 名人、準名人に次ぐ優秀賞に輝いた根本さんはそば打ち歴6年で出場は3回目。「権威ある大会に出場できただけでもうれしかった。頑張ってもっと上を目指したい」と意気込んだ。名人の林さんは出場6回目での栄冠。「選ばれてびっくりしている。これからも一生懸命勉強を続けたい」と語った。

 大会は、県内のそば店などでつくる福井そばルネッサンス推進実行委員会が主催。県内5高校の生徒や、8月にあった全国高校生選手権で優勝した北海道の生徒によるそば打ち披露もあった。

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