「饗膳の儀」で振る舞われる料理。料理部の宮さん(左)と八塚さん(右)が昭和の「地方饗饌」を参考に作った

「饗膳の儀」で振る舞われる料理。料理部の宮さん(左)と八塚さん(右)が昭和の「地方饗饌」を参考に作った

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昭和の地方饗饌を再現 大嘗祭当日祭で提供 高岡、射水神社

北日本新聞(2019年11月6日)

 14、15日に行われる皇位継承の重要祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」に合わせ、高岡市古城の射水神社は14日、大嘗祭当日祭と直会(なおらい)「饗膳(きょうぜん)の儀」を開く。昭和天皇が即位された際に県内でも開かれた直会「地方饗饌(きょうせん)」の料理を再現するなどし、参列者に振る舞う。5日、同神社で料理を披露した。

 饗膳は祭祀(さいし)後の直会のことで、神に供えた神饌(しんせん)を食べる。大嘗祭の直会は「大饗」として行われ、地方では天皇の即位を祝って地方饗饌が催されてきた。同神社によると、県内では1915(大正4)年に県会議事堂、28(昭和3)年に県庁で開催された。

 饗膳の儀の料理は、同神社料理部が昭和の地方饗饌の献立と写真を基に一部を再現。タイの塩焼きや鶏肉の照り焼き、フナの甘露煮などに、県産のかまぼこや昆布巻き、ホタルイカのショウガ煮を添える。14日午後6時からの当日祭に出席する同神社崇敬奉賛会員らに提供する。

 料理部の八塚正治さん(68)と宮正興さん(68)は「資料を参考にしながら、地の物を合わせるようにした」と語り、同神社の神職は「大嘗祭に思いをはせるきっかけになれば」と話した。

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