干し場に並ぶ色鮮やかな「柿すだれ」=5日、飯田市上郷黒田

干し場に並ぶ色鮮やかな「柿すだれ」=5日、飯田市上郷黒田

長野県 伊那路 グルメ 特産

飯伊の秋、ギュッと 「市田柿」作り本格化

信濃毎日新聞(2019年11月6日)

 秋らしく朝晩冷え込むようになった飯田下伊那地域で、特産の干し柿「市田柿」作りが本格化している。5日、朝の最低気温が2・9度と今季最低となった飯田市では、柿農家の井坪功さん(74)=上郷黒田=が収穫した柿の皮をむき、実をつるす作業に追われていた。

 井坪さん方の干し場ではこの日、「柿すだれ」が窓側の陽光を受けてつややかに輝いた。井坪さんによると、今年の収穫は例年より1週間ほど遅め。9月以降の高温で実が大きく成長したものの、寒暖差が小さく糖度が増すのに時間がかかったという。井坪さんは「ぎゅっと実が締まって甘くなるのを待った」。

 みなみ信州農協(飯田市)によると、出荷は11月下旬から来年2月上旬まで続く。今年は昨年比1割増の約1200トンの出荷を見込んでいる。

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