あつみ温泉で、浴衣を着て温泉街を散策する人たち=10月、山形県鶴岡市

あつみ温泉で、浴衣を着て温泉街を散策する人たち=10月、山形県鶴岡市

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新潟県と山形県DC企画 鶴岡市4温泉 地震乗り越えPR

新潟日報(2019年11月6日)

 新潟県と山形県庄内エリアで展開中の観光企画「デスティネーションキャンペーン」(DC)で、山形県鶴岡市の4温泉は、海や山の幸を盛り込んだ料理が味わえる宿泊プランを用意している。中でも、あつみ温泉は6月の新潟・山形地震で大きな被害を受けたが「元気になったあつみ温泉にぜひ遊びに来て」とPRしている。

 あつみ、湯田川、由良、湯野浜の4温泉では、出羽三山などの寺社を詣でた後、温泉につかり、豊かな食材を堪能する特別企画を提案。あつみ温泉ではDC期間中、全7旅館が夕食時に「季節旬御膳」と地酒「摩耶山」を出す1泊2食付きの特別プランを用意した。

 10月28日には、あつみ温泉の旅館で旬御膳と地酒の試食会が開かれた。旬を迎えたあつみかぶの漬物やハタハタの湯上げ、芋煮などに舌鼓を打った。「摩耶山」はあつみ地域の限定酒で、口当たりが良く、豊かで含みのある味わいが特徴。あつみの山と海の幸に良く合うという。

 新潟・山形地震では旅館に湯を供給できなくなり、数日間の休業を余儀なくされた。あつみ観光協会の若松邦彦会長(62)は「支援をいただき、復興に向けて一歩ずつ進んでいる。元気な姿を発信し、あつみ温泉の冬の食材をPRしていきたい」と話した。

 あつみ温泉では今月末まで、「浴衣めぐり」を実施。各旅館の貸し出し浴衣を着ると、土産物店や酒屋など全12店で地酒試飲などのサービスが受けられる。

 宿泊プランは12月末までで、8千円~2万円(税別)。問い合わせはあつみ観光協会、0235(43)3547。

◎鉄道の街三昧いかが 14日から秋葉区 探訪バスツアー

 「デスティネーションキャンペーン」(DC)に合わせ、新潟市秋葉区は「鉄道の街」として知られる同区の鉄道施設や、鉄道グッズが飾られている商店街を巡るバスツアー「にいつまるごと鉄道三昧」を行う。

 5日間実施し、いずれも午前9時半、JR新津駅東口の観光案内所「あ!キハ」に集合する。11月14、21、28日の「Aコース」では新津駅構内を散策するほか、「SLばんえつ物語」号の機関車が待機する新津運輸区を訪問。転車台の実演や運転台などを見る。25日と12月16日の「Bコース」は総合車両製作所新津事業所で、首都圏などを走る電車の製造工程を見学する。

 両コースともにいつ鉄道商店街をガイドの案内で歩き、駄菓子店「昭和基地一丁目 C57」に立ち寄って午後2時半に解散する。

 参加費1500円。各回先着15人。5日前までに申し込む。問い合わせは秋葉区産業振興課、0250(25)5689。

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