まつもと市民芸術館に展示されている「琉球八景」

まつもと市民芸術館に展示されている「琉球八景」

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関心高まる沖縄の組踊 松本で9日、関連イベントも

信濃毎日新聞(2019年11月7日)

 首里城(那覇市)の正殿などを全焼した火災を受け、松本市まつもと市民芸術館で9日に開かれる沖縄の伝統芸能の歌舞劇「組踊(くみおどり)」の公演への関心が高まっている。ユネスコ無形文化遺産に認定されている組踊は、中国の使節をもてなす時などに首里城で演じられてきた。火災後、「首里城で生まれた文化を応援したい」とチケットを購入する人も。同館などは公演に合わせ、関連イベントを開き、沖縄文化を紹介している。

 組踊は今年で誕生から300年。公演「琉球芸能の美と心組踊『執心鐘入(しゅうしんかねいり)』との交感」は、1部が琉球舞踊、2部が組踊。「執心鐘入」は、琉球王朝で「踊奉行(おどりぶぎょう)」を務めた玉城朝薫(たまぐすくちょうくん)が手掛けた演目。首里城公園を管理する沖縄美ら島財団によると、出火当時、首里城では組踊の特別展を開催中で、絵図など関連の資料28点が失われた。

 同館ロビーでは、日本浮世絵博物館(松本市)が所蔵する江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の「琉球八景」(複製)を展示。南国風の植物とともに富士山が描かれている。

 市内にある宮脇書店松本店では、沖縄県の出版社の書籍や、伝統芸能などの本を並べた「沖縄本フェア」を開催。市民芸術館職員の土屋和歌子さん(37)は「関連イベントを通じ、公演に興味を持ち、沖縄の雰囲気を感じてもらえたらいい」とする。

 公演は午後1時から。一般3千円、60歳以上2500円、18歳以下千円。問い合わせや申し込みは同館チケットセンター(電話0263・33・2200)へ。

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