豊丘村産ヤマブドウを使ったワイン「evica〓ra(エヴィカズラ)」が9日、解禁される。村や、みなみ信州農協(飯田市)などでつくる村農業技術者連絡協議会が、遊休農地を生かして食用ヤマブドウの栽培に取り組んできた。2011年にワインを発売して9年目。村内の道の駅「南信州とよおかマルシェ」などで販売する。
原料には18年産の「サンカクヅル」と「ヤマ・ソービニオン」計約530キロを使用。商品名は、ヤマブドウの古名「えびかずら」に由来する。今季分は、750ミリリットル入り(税込み2200円)、375ミリリットル入り(同1300円)を各約500本ずつ製造した。事務局の村産業建設課は「グラスに注いだ時の色が美しく、酸味が効いた味わいを楽しんでほしい」としている。
9、10日に村役場などで開く「とよおかまつり」に合わせて解禁する。サンカクヅルを多めにブレンドした15年産のヤマブドウワイン「艶(とよおかいろ)」や、村産桃を使った発泡酒「桃の誘惑」も販売する。
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