笹川流れマラソンへの参加を呼び掛ける写真を撮影する住民ら=村上市

笹川流れマラソンへの参加を呼び掛ける写真を撮影する住民ら=村上市

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村上「笹川流れマラソン」へぜひ 意気込む住民、動画発信

新潟日報(2019年11月11日)

 新潟・山形地震で被災した村上市山北地区の住民グループが、2020年4月12日に開催する笹川流れマラソンの参加者の掘り起こしに力を入れている。地震による風評被害が懸念されるため、マラソンコースの景勝地を会員制交流サイト(SNS)で発信し、復興をアピールするウオーキングイベントを催した。関係者は「多くの人に参加してもらうことで、復興に取り組む地域の元気につなげたい」と意気込んでいる。

 笹川流れマラソンは1987年4月に始まり、来年で34回目となる。過去には2千人を超えるランナーが参加したが、同時期に各地でマラソンが開催されるようになった影響でことしは1300人に減った。

 マラソンの実行委員会が2日に開いたウオーキングイベントには住民ら約20人が参加し、マラソンコースの一部区間約5キロを歩いた。

 途中、海岸や漁港、弁天岩などで立ち止まり、のぼり旗やプラカードを手に「山北、がんばろう!」「マラソンに来てね」などと叫びながら、写真や動画を撮影した。コースに面した各集落からも住民が飛び入り参加した。

 大会実行委の板垣純一会長(67)は「地震に負けず、全国からの支援のおかげで立ち直りつつある山北に来てもらいたい」と期待を寄せている。撮影した一部写真はフェイスブックなどに掲載しており、今後はユーチューブで動画を公開する予定だ。

 笹川流れマラソンはハーフ、10、5、3キロで行われる。申し込み要項は11月20日に大会公式サイトで公表する。問い合わせは大会事務局、0254(77)2828。

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