越前水仙の出荷規格を説明するJA職員=11月11日、福井県越前町左右のJA越前丹生すいせん研修館

越前水仙の出荷規格を説明するJA職員=11月11日、福井県越前町左右のJA越前丹生すいせん研修館

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越前水仙、11月下旬から出荷開始へ 越前町で目ぞろえ会

福井新聞(2019年11月12日)

越前海岸の冬を彩る越前水仙の統一目ぞろえ会が11月11日、福井県越前町左右のJA越前丹生すいせん研修館で開かれた。県内生産農家ら約40人が出荷規格などを確認した。今年は9月の気温が高かったため生育は遅めで、平年より約10日遅い11月下旬から出荷開始予定という。

 目ぞろえ会はJA県経済連、JA越前丹生、JA越前たけふでつくる越前水仙出荷協議会が露地栽培ものの出荷本格化を前に毎年開いている。

 JA県経済連の担当者らが販売方針や生育状況を説明した。今後平年並みの気温で推移した場合、12月16~23日頃が収穫ピークになるとの見通しを示した。続いてJA越前丹生の職員が8段階のランク別に出荷規格を伝えた。

 同協議会の今季の全国への出荷目標は、関西を中心に100万本。越前町内の栽培農家で構成する同町すいせん部会の宮本修会長は「近年は獣害もあり、年末の高い需要に生産が追いついていない。生育は順調なので、楽しみにしてくれている人たちのためにも、今後天候が順調に推移してくれれば」と話した。

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