墨画的表現を追求した画家たちの大作が並ぶ会場

墨画的表現を追求した画家たちの大作が並ぶ会場

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「墨画×革命展」開幕 県水墨美術館

北日本新聞(2019年11月16日)

 県水墨美術館の開館20周年記念展「墨画×革命(レボリューション) 戦後日本画の新たな地平」が15日、同館で始まった。戦後に大きく変化した日本画の歩みを伝える墨画の逸品を紹介している。1月13日まで。

 全国17カ所から優品を借り受け、大作を中心に前後期合わせて39点を展示。日展をリードした東山魁夷や高山辰雄、現代的な試みを続けた加山又造ら16人を取り上げることで、「日本画滅亡論」がささやかれた戦後を乗り越えてきた歴史を伝える。

 開会式後、若松基(もとい)学芸課長が会場を案内し、抽象画のような児玉希望の「山」や小松均の巨大なびょうぶ「岩山雲烟図」、下保昭が古里富山を描いた「称名暮雪」などを解説。「会場には"16人16様"の表現がある。墨画という歴史のあるジャンルに取り組みながらも、伝統に安住することなく、いかに独自の美を切り開いていったのかを感じ取ってほしい」と話した。

 前期は12月8日まで、後期は同10日から。県水墨美術館と富山テレビ放送、北日本新聞社主催。

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