美を追求した国内外の陶芸作品約100点が並ぶ「うつわドラマチック展」=福井県越前町の福井県陶芸館

美を追求した国内外の陶芸作品約100点が並ぶ「うつわドラマチック展」=福井県越前町の福井県陶芸館

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世界の陶芸家の器を一堂展示 福井県陶芸館、12月22日まで

福井新聞(2019年11月16日)

 国内外の陶芸家が美を追求した器をそろえた企画展「うつわドラマチック展」が、12月22日まで福井県越前町の福井県陶芸館で開かれている。ティーポットや大皿、花器など約100点が並び、多様な美の深みが味わえる。

 同館の秋季企画展として開催。滋賀県立陶芸の森陶芸館の所蔵品を中心に、世界16カ国の陶芸家65人の作品が9シーン構成で展示されている。

 シーン1、2は英国と米国に焦点を当てた。英国の著名陶芸家バーナード・リーチの「杉山図大壺(つぼ)」「飛鳥図大皿」や、米国作家がブーツをモチーフに皮の質感も陶芸で表現した器などが並ぶ。シーン3では、芸術性あふれるユニークな形状のティーポット12点が楽しめる。

 国内作品を集めたシーン9は、重厚な器ぞろい。人間国宝の故三代徳田八十吉氏の「燿彩鉢黎明(れいめい)」は黄色から緑、青へと変化するグラデーションの美しさが目を引く。

 11月16日午後2時から越前古窯博物館天心堂で、滋賀県立陶芸の森陶芸館の三浦弘子専門学芸員を招き、企画展の見どころを紹介するギャラリートークを行う。申し込み不要で参加無料。

 企画展は入館料一般800円(11月16、17日のみ300円に割り引き)、小中高生と70歳以上300円、未就学児無料。問い合わせは県陶芸館=電話0778(32)2174。

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