勝興寺を舞台に独創的な作品が並ぶ展覧会

勝興寺を舞台に独創的な作品が並ぶ展覧会

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可能性感じる独創表現 高岡・勝興寺で障害者アート展

北日本新聞(2019年11月17日)

■作品と建物 魅力融合

 障害のある人たちのアートを紹介する展覧会「和日(わび)・作美(さび)・素生(すき)の表現者たち ボーダレス・アートセッションin勝興寺」が16日、高岡市伏木古国府の国重要文化財・勝興寺で始まった。芸術や人間の可能性を感じさせる独創的な作品が並んでいる。24日まで。

 県障害者芸術活動支援センターばーと◎とやま(米田昌功代表)が、既存の表現にとらわれない「アール・ブリュット(生の芸術)」とも呼ばれる障害者アートに理解を深めてもらおうと昨年から開催し、勝興寺では初めて。

 寺の大広間や書院、台所には、体の異変や違和感を表現した図や、クレヨンで大胆に動物たちを描いた絵など、富山、石川、福井、新潟、滋賀、岐阜、愛知7県の作家29人と2グループの作品を展示。本堂には高岡市中田、古府両小学校の児童が制作した作品も飾られている。米田代表は「歴史のある勝興寺に飾ることで、作品と建物の双方の新たな魅力が引き出されるのではないか」と話した。

 世界的に活躍する古久保憲満さん(滋賀)と父の満さんのトークショーと、憲満さんの日常を撮影したドキュメンタリー映画の上映会もあった。

 同展は入場料(工事協力金)500円が必要(中学生以下無料)。会期中、別のドキュメンタリー映画の上映会などがある。北日本新聞社後援。

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