平面部門で大賞に選ばれた嶋さん(中央)の説明を聞きながら、受賞作を鑑賞する来場者=県民会館

平面部門で大賞に選ばれた嶋さん(中央)の説明を聞きながら、受賞作を鑑賞する来場者=県民会館

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越中アートフェスタ開幕 県民会館

北日本新聞(2019年11月17日)

 美術公募展「美の祭典 越中アートフェスタ2019」が16日、県民会館で開幕した。人間の内面を投影した絵画や写真、磨き上げた技が光る立体作品など入賞・入選作327点を展示。14年の歴史の中で初めて大賞に輝いた書と木彫作品をはじめ、新時代の到来を感じさせる実験的な作品を鑑賞しようと、初日から美術ファンが詰め掛けた。20日まで。入場無料。

 アートフェスタは細かなジャンル分けやサイズ制限を取り払うことで、県民の自由な創作活動に光を当てる公募展。今回は平面と立体部門に計452点の応募があった。

 初日は入賞者と審査員らが対話形式のギャラリートークを行った。前衛書「朝祈(ちょうき)」で越中アート大賞・北日本新聞社長賞に選ばれた嶋江笛(こうてき)さん(67)=南砺市荒木(福光)、看護師=や、木彫作品「I want to go home」で同賞を受賞した田中郁聡(ふみあき)さん(37)=同市川除新(福野)、木彫刻師=らが制作技法や創作への思いを語った。

 開会式と表彰式があり、石井隆一知事と駒澤北日本新聞社長があいさつ。実行委員長の吉川信一県美術連合会長が祝辞を述べた。大賞の2人には賞状と副賞10万円が贈られた。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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伝統と革新 美に昇華 越中アートフェスタ受賞者が制作手法紹介 https://webun.jp/item/7615969
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