新潟県阿賀町特産の「奥阿賀じねんじょ」が本格的な収穫期を迎えている。不作だった昨年と比べて順調に生育しているといい、15日は農家が次々と掘り出していた。
奥阿賀じねんじょは、皮ごと食べられるよう薄皮で肌がきれいなのが特徴。土の中に専用のシートを入れ、まっすぐ育つ工夫を凝らす。今年は23の法人・個人で組織する生産組合が約1万4千本を作付けした。
農業の男性(46)は、15日から収穫を開始。手作業で地中から一本ずつ慎重に取り出し、丁寧に土を払ってケースに入れていった。男性は「初日から量が多く、大きいものが採れている。今後も期待が持てる」と声を弾ませる。
23日には、即売会が阿賀町平堀のJA新潟みらい阿賀支店で開かれる。問い合わせは同支店、0254(92)3071。